20-21才の子宮頚がん検診無料クーポン券が届いたあなたへ
新垣です。
7月になると、子宮頸がん検診無料クーポン券が住民票のある市町村から対象者に届きます。
函館市では20~21才、40~41才、45~46才の方が対象です。が、20才~21才の方などでは「なんか家に届いたけど、これどうしたらいいの?」と思われるかもしれません。
「よくわからなくて捨てちゃった」という女の子が何人もいたので、子宮頚がん検診について知ってもらいたくて、この記事を書きます。
まずは子宮頚がんについて知りましょう。子宮頚がんは、性行為によってヒトパピローマウイルス(HPV)が子宮頚部に感染することによって起こります。性行為で簡単にうつってしまい、女性の80%が一生に一度はHPVに感染すると言われています。
2024年に子宮頚がんで亡くなった女性は約2700人。数字のイメージを持つために、ほぼ同数である2024年の交通事故死亡者数を示すと、2663人。「自分が交通事故では死なない」と言い切れる方はいないと思いますが、子宮頚がんも同じ、ということです。
「何も症状がないから検診は必要ない」と考える人もいますね。
子宮頚がんができたとしても、初期には全く症状がありません。進行すると不正出血が起こりますが、その時には進行がんになっていることもあるため、症状が出る前の初期段階で発見することが大切で、そのために行うのが子宮頚がん検診です。症状がないから不要、ではなく、症状がないうちに行うのが「検診」ということですね。
子宮頚がん検診は以下のように行います。
まず、ショーツまで脱いで頂き、内診台に座ります。スカートの場合は身につけたままで構いません。内診台に座ると、自動で動き、以下のような状態になります。

その後、足を開いてもらい、膣の中に細い器具を入れ、膣の入口から7~10cmほど奥にある子宮の出口(頚部)を専用の器具で軽くこすります。器具についた細胞をプレパラートに塗り、検査センターで技師さんががんの有無を確認します。また、子宮頚がん検診に加えて、当院では無料で超音波検査による子宮と卵巣のチェックも行います。
すべての検査にかかる時間は30秒〜1分程度。結果が出るまで1週間程度かかりますが、結果はご自宅へ郵送することもできます。
検査が痛そう、と不安に思われるかもしれません。性行為の経験がある方でしたら強い痛みを感じることはほとんどありませんが、超音波が膣の奥を押す感覚が痛く感じたり、器具で子宮頚部をこする時にひびく感じが出ることはあります。緊張や不安が強くて力が入ってしまう方は強い痛みを感じることもありますので、事前に医師やスタッフに伝えておくと、リラックスできるようにお手伝いします。
子宮頚がんで苦しむ女性を一人でも減らすため、ぜひぜひ、子宮頚がん検診をあなたの人生の「あたりまえ」にして下さい。
その他、子宮頚がん検診についてよくある質問です。
Q. 性行為の経験がなくても検診は必要ですか?
A. 性行為の経験がない方は、子宮頚がんに起こる可能性はかなり低い&内診することが難しいため、検診は必要ありません。今後性行為を経験した時には検診を始めて下さいね。
Q. 子宮頚がんワクチンを打ったので検診はしなくていいですか?
A. 残念ながらワクチンのがん予防効果は100%ではないため、検診はやはり必要です。
Q. 一度受けて問題なかったので、その後の検診はしなくていいですよね?
A. 一度受けて問題がなくても、未来までずっと大丈夫かはわかりません。なにも症状がなくても2年に1回の検診がオススメです。多くの市町村が1~2年に1回検診費用の補助を行っていますから、そちらを利用して受けましょう。

