なわとびと骨盤底筋の話
新垣です。
私はなわとびが好きでよくやっている、と知人女性数人に話したところ、皆口を揃えて「よく尿もれしませんね」と言われました。なわとびで尿もれをした or すると尿もれしそう、という理由で、なわとびはしたくないのだそう。
女性にとって尿もれは身近な問題です。私も出産直後には少し尿もれがありました。でも、これはいかん!と、骨盤底筋を締める運動の骨盤底筋体操を行うようにしたら、そのうちもれなくなりました。
という訳で、尿もれしやすい女性には骨盤底筋体操を強くオススメします。
まず、骨盤底筋とはなんでしょう。人間の骨盤は下に穴が空いています。この穴は、女性にとっては出産時に赤ちゃんが通るため+尿や便や月経血を排出するために必要です。でも、穴が開きっぱなしだと骨盤臓器が下にどど〜んと下がってしまうので、臓器が下がらないように筋肉の膜で覆われています。これが骨盤底筋です。

この筋肉は、出産(特に経腟分娩)や加齢により弱くなり、尿道がゆるみやすくなって尿もれが起こるだけでなく、ひどくなると子宮や膀胱・直腸が膣に向かって下がってくる「骨盤臓器脱」が起こることもあります。
また、尿もれは、腹圧がかかる状態(くしゃみや重いものを持った時)で特に起きやすく、なわとびでは、ジャンプの着地時に下向きに力がかかることで尿がもれてしまうのです。
という訳で、女性は骨盤底筋を鍛えるのが大事!
やり方は簡単で、骨盤底筋をぎゅっぎゅっと締めるだけです。でも、最初は「骨盤底筋を締める」というのがそもそもどういうことなのかわかりにくいと思います。まずは左右の太ももとお尻を真ん中に寄せるようにぎゅ〜っと力をいれてみましょう。すると、自然と肛門に力が入る=骨盤底筋がしまっている状態になります。これを思いついた時に何回でも行います。慣れてくると、尿道を締める・膣を締める・肛門を締める、と部位別に締めることができるようになります。
これ、簡単ですが継続するのは大変です。でも、やり続けないと効果が出ません。
テレビを見ながらギュッ!スマホを見ながらギュッ!車バス電車に乗りながらギュッ!日課になれば、いつか尿もれが起きなくなって、楽しくなわとびができる日が来るかもしれませんよ。

最近は二重飛びを連続20回できます