Q. 子宮頚がん検診を2年おきに受けています。何歳までするほうがよいのでしょうか?あと、子宮体がん検診もする方がよいのでしょうか?
新垣です。みなさま、今年もよろしくお願いいたします。
私が連載させて頂いているCLIP HAKODATEの「女のカラダノート」。今日はその最新号の内容をご紹介します。
Q. 子宮頚がん検診を2年おきに受けています。何歳までするほうがよいのでしょうか?あと、子宮体がん検診もする方がよいのでしょうか?(60代女性)
A.ついつい億劫になりがちな子宮頚がん検診をしっかり受けて下さり、素晴らしいです!子宮頚がん検診の年齢の上限については決まっていませんが、厚生労働所が発表している「がん検診充填健康教育及びがん検診実施のための指針(以下厚労省の指針)」によると、特に推奨する年齢が20〜69歳となっていまうす。諸外国では上限を決めている国があり、アメリカでは65歳、オーストラリアでは74歳など、64〜74歳が多いですね。ただし検診をやめて良いのは、長期間検診結果に異常がない方です。異常が出たことがある、子宮頚がんや前がん病変で治療を行った既往のある方は検診を受け続ける必要があります。子宮がんには、子宮頚がんの他に子宮体がんがあります。体がんの定期的な検診は基本的には必要ありません。厚労省の指針でも、「最近6ヶ月以内に不正出血、月経異常、褐色帯下いずれかの症状がある場合に子宮体がん検診を行う」と記載されています。これに加え、私は超音波で子宮内に異常がある時にも体がん検診をお勧めしています。症状もなく超音波に異常がない時には検診は不要ですが、不正出血がある時は年齢に関わらず婦人科を受診しましょう。また、婦人科のがんには卵巣がんもあり、高齢の女性にも起こります。子宮頚がん検診を終了した後でも、時折卵巣を超音波でチェックするのがおすすめですよ。』