低用量ピル、よくある疑問・質問②
低用量ピルによくある疑問・質問に答える2回目です。
・低用量ピルを飲むと生理はこなくなるんですか?
ピルを飲んでいる間でも、時々生理のような出血があります。出血の起こり方はピルの種類により違い、1ヶ月に1回定期的に出血が出るタイプ、3〜4ヶ月に1回の出血にするタイプがあります。
・低用量ピルは何歳から飲めますか?
生理が始まっていれば何歳でも服用ができます。小学生でも、生理痛がつらい、生理の量が多い、不正出血が多いなど、生理のトラブルがある時は低用量ピルを使うことができます。(低用量ピル以外の治療もありますから、相談して治療を決めましょう)
・1ヶ月に1度出血が起こるピルを飲んでいます。出血が旅行に当たりそうな時に生理をずらすにはどうすればいいですか?
ピルは基本的に、薬を飲んでいる時は出血せず、休薬すると出血します。旅行が休薬期間やプラセボ(4列目の偽薬)の期間にあたってしまう時のずらし方は2通りあります。
①出血を遅い時期にずらしたい:4列目で休薬せずに(プラセボを飲まずに)次のシートのピルを飲みましょう。この場合、次のシートの適当なところで4〜7日休薬して出血を起こしてもよいですし、そのまま最後まで飲み切ってしまっても大丈夫です。
②出血時期を早めたい:ずらした日数だけ早く休薬する(プラセボを飲む)ことで早く出血を起こすことができます。この場合、休薬後(プラセボ内服後)はシートの残りの薬をのみ、その後休薬せずに次のシートを飲みましょう。生理周期が少しずれますが、問題ありません。