性感染症の検査をもっと気軽に

新垣です。今日は性感染症について。

性行為で感染する性感染症にはクラミジア、淋病、外陰ヘルペス、トリコモナス、梅毒、HIV、肝炎など色々あります。

性交経験があれば誰でも感染する可能性があるのですが、自分に何も気になる症状がないと、自分は感染していないと思ってしまうのが怖いところで。

感染後、外陰部やのど等に症状が出る方もいますが、無症状の場合の方がずっと多いのです。

ご存知の方も多いと思いますが、最近梅毒の感染者が急増しています。2012年頃までは年間200人程度だったのが、その後どんどん増え、昨年は約14000人!の感染者が報告されています。ここ函館でも同様で、函館保健所から注意喚起がなされました。

梅毒の恐ろしいところは、妊婦さんが感染していると赤ちゃんにも感染し(先天梅毒)、胎児死亡や先天異常を起こす可能性があることです。年代別に感染者をみると、20代前半の女性が最も多く、感染に気付かないまま妊娠をすると先天梅毒のリスクが高まります。梅毒も無症状のことが多いので、妊娠希望の方は特に、妊娠前に梅毒の検査を受けておくのが安心です。

当院で検査ができる性感染症は、おりものでチェックするのがクラミジア、淋菌、トリコモナス、血液検査でチェックするのが梅毒、HIV、肝炎です。検査結果は1週間程度で判明し、結果は郵送もできます。

検査をご希望の方は、どうぞお気軽にご相談下さいね。