小学校での性教育授業

新垣です。先日、小学校高学年に性教育授業を行いました。

小学生への授業は、内容や言葉の使い方が中高生に比べ気を遣うことが多く、テンションは高めで行かないと子供達に負けちゃうので私にとって難易度が高めです。

今回授業で伝えたことは、自分が生まれるまでの物語〜自分が大勢の人から命を受け継いでここにいること、自分が受精によって母の子宮内に誕生し、数ヶ月過ごしてから誕生日を迎えていること、子宮内の赤ちゃんが身長0.1mmから50cmになるまでこんなふうに育っていること、出産するお母さんがめちゃくちゃ頑張って産んでいること(経膣分娩も帝王切開も)。そしてプライベートゾーンを含め自分の体を守る方法、、 動画やクイズを交えながら伝えました。

内容に、性交を教える箇所があります。現在、義務教育期間において性交は教えません。小学5年の理科で精子と卵子の受精は習うものの「受精までの経過は扱わない」規定となっているのです。でも、子供達の頭には「どうやって精子は子宮に入るのかな」と疑問が浮かびます。そして今の子供達はかなり早いうちから「セックス」等の性の用語をスマホやYoutubeを通し知っていて、興味がある子はネット検索し、結果としてかなり刺激の強い映像を見たり、間違った知識を覚えてしまうこともあります。ですから、小学生にも性交の仕組みや、性交(セックス)は子供を産むための行為に対する言葉であり、私たちみんなが生まれるためのとても大切な行為だ、と伝えることは大事だと思います。また、私が小学生高学年の時、どうすれば精子と卵子が出会えるのか知りたくてたまらなかったのに大人は誰も教えてくれず、中1になって友人からコソコソと教わり大衝撃を受け、結果「いやらしいことだから言わなかったんだ」と考えました。この経験からも、子供たちには正しい知識を正しい場所で教えたいと思うのです。

今回の授業の性交を伝える場面で、子供達はど真剣に話を聞いていました。「セックス」という用語が、いやらしいだけの言葉ではなく、大切な意味があると受け止めてくれてたらいいな。

自分が沢山の先祖から命を受け継いできたことを視覚で感じるためのスライド。
1代ずつ子供達と計算します。10代遡ると、さて何人になるでしょう?

赤ちゃんにまつわるクイズの1つ。
みなさん、答え分かりますか?