残り1年半!子宮頚がんワクチンキャッチアップ接種
新垣です。
子宮頚がんワクチンの接種推奨が再開されてから1年半が経ちました。推奨が止まっていた9年の間に接種を逃した1997年4月2日生〜2007年4月1日生まれの女性達に、無料でワクチンを摂取する機会を与えてくれたのが「キャッチアップ接種」です。
接種を逃した大学生達が「私たちにも無料で打たせてほしい」と3万人の署名を集めて国に直訴し、実現させました。8〜10万円もする高価なワクチンが無料で打てるのですが、期間は2025年3月までなので、残り1年半を切りました。
子宮頚がんによって1年に約1万人の女性が子宮を摘出し、約3000人の女性が亡くなっている。何十万人という女性が前癌病変を持ち、不安な気持ちでフォローを続けている。総合病院に勤務していた頃、子宮頚がんで亡くなる女性を診ました。妊娠中に見つかって、妊娠を断念し子宮を摘出した方。子供がまだ幼いうちに亡くなった方。20代で亡くなった方。彼女達の思いを聞いて、一緒に涙したことが忘れられません。
こんな子宮頚がんを、性行為開始前にワクチンを打つことで90%予防できます。
ワクチンの安全性は高く、重大な副作用は本当に少ないというのがワクチンの真実ですから、安心して接種をして下さいね。
ワクチンは半年間に3回接種が必要で、キャッチアップ接種期間中に3回接種をするためには来年9月までに接種を始めなくちゃ間に合いません。もちろん、打たないと決めている方には無理強いしませんが、打ちたかったのに知らないうちに期間が終わっちゃったということがないようにしたい。対象の女性全員に、この情報が届きますように。
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