この年にして歯の矯正②〜マウスピース矯正開始
新垣です。以前歯科矯正を始める話を書きました。(記事はこちら)
その後の経過ですが、先週2本抜歯をしてマウスピースによる矯正が始まりました。
人生初の抜歯体験。麻酔が効いて何をしているのかはよくわからないものの、奥歯を抜くのは大変そうで、歯を割って引っこ抜いて(この時は「スポン」という感覚あり)抜いた跡をぐりぐり掃除をしているのを感じました。前歯の乳歯を抜くのは一瞬で、先生が引っ張ったらすぐに抜けておしまい。40年以上連れ添った乳歯とさよならしました。
抜歯と同時に始まったのがマウスピース矯正で、「どうぞ」と渡されたのがこちら。
私の歯形に合わせたマウスピース。透明なプラスチック製で、3Dプリンターで作成されているそうな。歯に装着してみると、カチッとはまり、見た目にはつけていることが全然わかりません。しかし、じわじわじわじわ歯に圧力をかけているのを感じます。これを飲食の時を除いてずっと付ける訳ですが、聞くは易し、行うは難しで。
6日間装着しての感想は
①常に歯に重だるい違和感を感じる。日中何かに集中しているとマシだけど、夜がつらい。何度も目が覚めて熟睡できない。
②異物があるせいか、話しにくいく大きな声が出しにくい。滑舌が悪くなり、特にさしすせその発音が難しい。患者さんに聞き返されることが増えた。
③肩が非常にこる。歯の周囲の筋肉は顔や肩と繋がっているのがよくわかる。
③間食が減った。飲食ごとにマウスピースを外して歯を磨くのが面倒で、気軽に飴をなめたり、おやつを食べたりしなくなった
「1日22時間以上つけるとより効果的です」という歯科医師の言葉を軽く聞きましたが、ということは、外すのは1日2時間以内ってこと。のんびりダラダラとコーヒーやらビールを飲んでちゃ2時間はすぐ越してしまうのです。そのため、時計を見ながらパッパと飲み干し、歯を磨き、また装着する毎日です。
マウスピースに合わせて歯が動いてくれば装着の違和感や重だるさは消えるだろうと思いきや、このマウスピース、これで終わりではないのです。少しずつ形を整えていくため、2-3週おきに次の段階のものに変えていき、最後の完成形になるまでになんとなんと、22段階(私の場合)もあるんだって。ということで、慣れた頃に次のものになり、最初の違和感に戻るってこと(涙)→追記参照。
結構大変なことを始めちゃったと思わないでもありませんが、まだまだ生きる自分のため、今やらねばなりません。矯正が終わるまで、滑舌が悪くて患者さんには迷惑をおかけしますが、どうかお許しくださいね。
追記:マウスピースは歯が動いてくるにつれて、違和感を強く感じる日数は短くなってくるそうです。