小学生の生理痛、なんの薬を使えばいいの?

新垣です。

最近の女の子は以前より生理が来るのが早い印象がありますね。初経は12歳と言われていますが、9歳や10歳で生理が来る子が珍しくありません。その結果、生理痛も小学生のうちに感じる子が増えています。

生理痛が強い時は痛み止めを使って良いのですが、市販薬の種類が多すぎて、何を使ったらよいかわからないという保護者の声をよく聞きます。

小学生で安全に使える痛み止めの成分はアセトアミノフェンとイブプロフェンです。市販薬では、これら2つの成分が主体のものを購入しましょう。ただし、市販の痛み止めには眠くなる成分やカフェインなど、鎮痛以外の成分が含まれていることも多いため、薬の箱に書かれている成分表をきちんと確認しましょう。

どれを使ったら良いかわからない時は、病院を受診して処方してもらうのが安全です。生理痛で病院に行っていいの?と言う声を聞くこともありますが、生理痛は立派な病気です。遠慮なく受診して下さい。

最後に痛み止めの飲み方について。痛みが我慢できなくなるほど強くなってから飲むのでは十分な鎮痛効果が出ません。痛みが出始めたらすぐに内服を開始し、痛い間は1日3回飲むのがおすすめです。それでも痛い時はもちろん、婦人科に相談に来て下さいね。

膝の上でうとうとするやまちゃん