痛みだけじゃない、生理の悩み:月経前症候群
新垣です。今回は月経前症候群についてです。
生理3-10日前から心身の不調が起こり、生理が開始すると良くなる、というのが月経前症候群で、PMSとも呼ばれます。
月経前症候群の症状は様々ですが、代表的なものは、イライラ、落ち込み、不安、むくみ、便秘、頭痛、めまい、食欲過多、だるさ、眠気等で、症状が強い人は仕事や学校を休むこともあり、あなどれない疾患です。
生理がある女性で、何らかのPMSの症状があるのは97%。生理痛のある女性は80%と言われているので、それよりも多い割合です。そして、生理痛が強い女性はPMSも強いというデータもありますから、生理前からPMSでつらい症状があり、生理が始まると今度は痛みで大変という、ダブルパンチの苦しさを毎月経験している女性も多いのです。
PMSの治療法にはいくつかありますが、低用量ピルは、排卵を抑え、PMSの原因となる黄体ホルモンの分泌を抑えることで効果を発揮します。私自身も生理前のイライラがひどいため低用量ピルを試したところ、生理前のイライラはなくなりました(もちろん、他の原因でイライラすることはありますが笑)。
PMSは適切な治療によって症状を軽減することができます。お悩みの方は気軽に婦人科に相談して下さいね。
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