片頭痛とは
片頭痛はズキズキとする強い頭痛で、男性より女性に起きやすく、最も有病率の高い30代女性では5人に1人が片頭痛持ちです。頭痛が起こると日常生活への影響が大きく、辛い思いをしている女性が大勢います。片頭痛の治療は痛み止め以外にも効果的な薬剤があり、適切な治療により症状を軽減することができます。自己判断で市販の痛み止めを飲みすぎると、頭痛がこじれて痛み止めが効きにくくなる、薬剤使用過多による頭痛となることもありますから、薬の使用量が多い方は特に、正しい治療を行うことが大切です。
片頭痛の誘因には睡眠不足、首や肩のこり、外出、ストレスなどがありますが、10~40代の女性では、月経周期の決まった時期に頭痛が起こる「月経時片頭痛」が多く見られます。月経に関係して片頭痛が起こるのは、女性ホルモンの増減が片頭痛の引き金となるためで、月経前や月経中など女性ホルモンが変動する時期に頭痛が起こりやすいのです。頭痛でお困りの方はお気軽にご相談下さい。

片頭痛の症状
・ズキズキとする片側性または両側性の頭痛
・吐き気
・光がまぶしい
・音がうるさく感じる
・おなかの痛み
治療
◯頭痛が起きた時に内服
・鎮痛剤
・トリプタン製剤
・レイボー
○毎日内服して、頭痛を起きにくくする予防薬
頭痛の回数が多い、毎月必ず頭痛が起きる場合は予防薬を内服して頭痛回数を減らします。いくつか種類があります。あなたに効果がある予防薬を探しましょう。効果発現に時間を要しますので、2ヶ月は内服して効果を判定します。