子宮脱・骨盤臓器脱とは

骨盤の下の筋肉(骨盤底筋)がゆるむことが原因で、子宮や膀胱、直腸が膣の方に下がってくることを言います。出産や加齢などが原因になります。誰にも相談せず悩んでいる方も多いですが、お気軽に相談して下さいね。

症状

・下がってきた子宮や膣壁が、股の間にぽこっと出てきて違和感を感じる。歩きにくい。
・膀胱が下がると頻尿、残尿感
・直腸が下がると便秘、排便困難

治療

・ペッサリー療法
 膣内にペッサリーという輪状の器具を挿入し、子宮や膣壁が下がらないようにする
・手術

ペッサリー療法について

膣内にペッサリーという輪っかの器具を挿入し、子宮や膣壁が下がらないようにします。
ペッサリーには様々なサイズがありますので、内診や実際しようすることで最も適したサイズを提案いたします。

ペッサリーを挿入した後は、ずっと入れっぱなしにすると膣内が傷んで出血やおりものの原因となります。
ご自身で着脱できる方には、当院スタッフが着脱方法を指導させて頂き、毎日~3日に1回膣からペッサリーをはずす自己着脱法をお勧めしています。

ご自身で着脱することが難しい方は、2~3か月ごとに通院し、膣内の状態をチェックさせて頂きます。