低用量ピルってどんな薬?

エストロゲンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンが含まれており、内服すると排卵を抑え、女性ホルモンを安定させることで様々な効果を発揮します。

低用量ピルの効果

生理痛の軽減、生理の量が減る、月経前症候群の改善、避妊、子宮内膜症の予防・治療、ニキビの改善、子宮体がんの予防、卵巣がんの予防など

低用量ピルの種類

低用量ピルは生理痛(月経困難症)に対し保険で処方するもの、避妊の目的に自費で処方するものがあります。

保険で処方

○フリウェルLD
・特徴  エストロゲン含有量が他の低用量ピルに比べて多いため、不正出血が少ない。後発品のため低価格。
・飲み方 21日内服し7日休薬
・価格  1シート(28日分)538円(3割負担の場合)

○フリウェULD
・特徴  フリウェルLDのエストロゲン含有量を減らした超低用量ピル。後発品のため低価格。
     LDに比べると不正出血が出やすいが、長期に内服すると休薬期間に出血が起きないこともある。
・飲み方 21日内服し7日休薬
・価格  1シート(28日分)499円(3割負担の場合)

◯ドロエチ
・特徴  エストロゲン含有量が少ない超低用量ピル。飲み始めは不正出血が出やすい。後発品のため低価格。
     月経前症候群(PMS)への効果が高い。
・飲み方 24日内服し4日休薬(休薬の4日間にプラセボあり)
・価格  1シート(28日分)791円

○ヤーズフレックス
・特徴  ホルモンの量やタイプはドロエチと同じ。連続内服ができるので月経回数が少なく済み、月経痛への効果が高い。
     飲み始めは不正出血が出やすい。月経前症候群(PMS)への効果が高い。
・飲み方 3日連続する出血があれば4日休薬。出血がなければ120日まで連続内服。
・価格  1シート(28日分)2352円

◯ジェミーナ
・特徴  エストロゲン含有量が少ない超低用量ピル。飲み始めは不正出血が出やすい。
     連続内服もできるので月経回数が少なく済み、月経痛への効果が高い。
・飲み方 ①21日内服し7日休薬 ②77日内服し7日休薬 ①②どちらでもよい
・価格  1シート 21日タイプ 1774円/28日タイプ 2365円

自費で処方

◯ラベルフィーユ28 
 価格 1シート(28日分)2000円(税込)

◯ファボワール28
 価格 1シート(28日分)2000円(税込)

○シンフェーズ
 価格 1シート(28日分)2400円(税込)